Masane's Diary: 居眠り磐音と山本耕史さん: SSブログ

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居眠り磐音と山本耕史さん　[my favorite] [編集]

前のブログで書いた佐伯泰英さんですが、続いているシリーズのひとつに
「居眠り磐音　江戸双紙」シリーズがあります。
坂崎磐音（さかざきいわね）という武士を主人公にしたシリーズの第一作目が
「陽炎の辻―居眠り磐音江戸双紙」になります。

豊後の国の将来を担う青年たちが江戸での修業・勉学から帰国したところから
始まるのですが、そこで大きな事件に巻き込まれて、主人公は藩も友人も許婚も
失って、江戸に戻り一人で浪人暮らしをしなければいけないことになってしまう。
人が良くてついつい貧乏暮らしをしてしまう坂崎を色々な人たちが助けてくれる
という時代劇の「いいところ」は踏襲しつつ、坂崎が負わされた宿命を思って
思わず読者としてもこの先を見届けたくなってしまいます。
ちなみに、坂崎は当然（笑）剣の達人なのですが、「居眠り」してしまうような、
穏やかで敵意や殺意がいつまでたっても本人からは出てこないにも関わらず、
相手は翻弄されてしまうという剣術ということになっている。　

このシリーズ、いつか映像化されるんじゃないのかな～と思っていましたら
NHK木曜時代劇で「陽炎の辻―居眠り磐音江戸双紙」が7月からスタートする
らしいです。主演は「新撰組！！」の土方役や「華麗なる一族」が記憶に新しい
山本耕史さん。
一読者としての個人的イメージと合うかといわれると、「アリ」かな～という感じですが、
舞台でもTVでも非常に奥深い演技を見せてくれる役者さんなので、どういう風に演じて
くれるのか、楽しみに待ちたいと思います。